docomoから提供されている動画見放題サービス「dTV」。
月額料金は500円(税別)と他の同様のサービスに較べて圧倒的に安いため、これから入会しようと考えている人も多いでしょう。
ただ、それほど安いのならば画質等が劣っているのでは?と考えてしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではdTVの画質について詳しく語っていきたいと思います。
目次
dTVで見られる画質は4段階!
dTVの特徴は、画質が四段階に分けられていることです。
画質の種類は「すごくきれい」、「きれい」、「ふつう」、「HD」です。
さらにこれに加えて回線速度などから画質を自動で調節する「自動」というものが存在しています。
スマートフォンやタブレットでは、画質をこれらの中から選択して動画を視聴することができます。
すごくきれい
それぞれの画質の綺麗さについて解説します。「すごくきれい」は、Wi-FiやLTE回線の速度で見る際に最も適した画質です。
速度が必要である代わりに「すごくきれい」な映像を楽しむことができます。
きれい
「きれい」は、3G回線向けの映像です。iPhone4sなど、少し前に発売されたLTE回線に対応していない端末を使って外出時にdTVを楽しみたい場合はこれを選択することをおすすめします。
ふつう
「ふつう」は「きれい」を選択しても映像が止まってしまうくらい遅めの回線でも円滑に動画を視聴できるモードです。
つまり、画質を犠牲にする代わりにスムーズに映像を見られるのが「ふつう」です。
自動
「自動」はこれらから自動で画質を調節していくものですので、回線が速い時は「すごくきれい」、遅くなったら「きれい」や「ふつう」へ、というように変化していきます。
常に円滑に動画が進んでいくのはとても魅力的ですが、画質が突然変化するため少し違和感があるかもしれません。
なお、「自動」はタブレットには対応しておらず、スマートフォンのみの対応となっています。
画質は再生中にも変更できます。再生画面の左下の歯車アイコンから選択すれば、いつでもその画質に変わります。選択している画質で映像が止まる際は、ここから変更してみましょう。
通信量オーバーに気をつけて!
外出時に動画を見る場合は、モバイルルーターやスマホの通信容量オーバーに注意しましょう。
ふつうに動画を見るだけでもそれなりに通信量が大きいですし、よりきれいな画質のものを見ればさらに制限等にかかりやすくなります。
この点を考えて、通信量を抑えるために外出時はあえて「すごくきれい」ではなく「きれい」や「ふつう」の画質を選んで動画を視聴するのも良いかもしれません。
通信量が気になる方は、ぜひお試しください。
あるいは、外出先で動画を楽しむ際は、事前に自宅のWi-Fi回線からダウンロードしておき、オフライン再生で楽しむという方法もいいかもしれません。
なお、PCやテレビでdTVを見る場合は、ストリーミング再生のみの対応となっていてオフライン再生はできません。
「HD」については、次の項目で触れたいと思います。
HDで見られる動画の見分け方は?
dTVでは、HDの画質で見られる動画も存在しています。HDの動画を見るためには、対応した端末が必要となります。
いくつかdTVのHD動画を見られる端末の例を挙げると、iOS7.0以上のiPhone5s、5c以降やiPadの2以降、iPad mini、Chrome cast、Xperia Zシリーズ、GALAXY S III α SC-03E 以降などでHDに対応している動画を見られます。
HDに対応している動画には、それぞれのページの上部に「HD」という記載があります。さらに、詳細検索でもHDの動画のみを絞り込むことができます。
HDの動画は非常に大きな容量となっているため、外出先で見る際は事前にダウンロードしておくことを強くおすすめします。
4Kへの対応もあり!ただし注意が必要
dTVでは、月額500円(税別)という低価格にもかかわらず、4Kの映像を楽しむことができます。これらはプレミアムコンテンツと呼ばれています。
4Kの映像は、非常に高解像度(3840×2160)であることが魅力です。
ただ、dTVでの4K映像視聴に対応している端末は非常に限られています。対応していない端末では見ることができないため、注意が必要です。
なお、対応端末は、スマートフォンではXperia Z5 premiumのみとなっています。この他には、ブラビアやビエラの4K対応テレビがdTVの4K映像視聴に対応しています。
また、対応端末を持っていても、そもそも4Kのコンテンツ自体が少ないことにも注意は必要です。
今現状ではほとんど4Kは期待しない方が良いでしょう。
とういことで、現状ではdTVは「高画質の動画を見るためだけに契約する」というのはおすすめできません。
ただ、You Tubeなどと同じくらいで、ある程度きれいな画質で構わないという方にはやはりおすすめです。